【さてと、ここから始めよう】

一輪駆動

2020年12月20日 14:49






振り出しに戻った。

さてまたネットを彷徨うか。

サイコロはどちらに投げるべきか。
















家で作ったはいいものの、一度もその目的を果たしていなかったサイトサインをテーブルに。





















そろそろこの地が本宅になってきた。

7:40到着。

地元ボランティアの方が芝刈りをしてくださったお陰で、一段高い営地が出来上がっていた。

そこにオリーブカラーの自作ワンポール幕前で焚き火を楽しむIG氏。

格安ケトルをまたカッコ良くリファインされていた。

既成でないモノの存在感。

手を入れる愉しみに興じる氏。

今回はオットマン持参で小説三昧との事だ。























その下辺りに設営した。

竹を刈った後は、地平近くに鋭利な先が残っている事がある。

かつて一の瀬高原で刈り竹をサンダルで踏み抜きそうになった記憶が蘇ってきた。























助手席足元に転がしてあったミニスキレットを、先日のIF氏にいただいたボックスに移したため、とても出しやすくなった。

料理をしない人間にとって、スキレットはただの重い鉄。

ガソリンばかり食う、重い鉄。

今日は薫製で使ってあげよう。






















ホイルを敷いてチップを底に。

わらしべキャンパーが手にしたアルコールストーブで、程よく薫製は出来上がった。

簡便薫製。

酒が進む。

























セローのステップに立ち乗りしながらZ氏が来訪。

アプローチ道の凸凹の心配は、セロー乗りには必要無かった様だ。

白駒池にバックパックキャンプをした時以来の再会。

おでん・うどんなる、冬キャンプに最適な差し入れをお持ちになっていただいた。

身体の芯からぽっぽする。

Z氏の話は機智に富み、かつ面白い。

頭の回転が、自分の3倍くらいに感じる。

5時間分の話を1時間半くらいでこなし、氏はセローに跨り、颯爽と悪路をものともせずに帰っていった。
























少しばかりの雨に濡れた。

氏は帰宅途中、雪が舞ったそうだ。

バイクでの雪に心配は募るが、リアタイヤを滑らせながら悪路を走破する氏の事だ。

心配は杞憂に終わるであろう。
















雨は上がり、幕内にひとまず収めたモノたちをまた幕前に展開した。

やはり晴れ間はありがたい。

庇下に移動した焚き火台も露天に出した。

ふと空を見やると、段だら雲にルアーに食いつくかの如く口を開けた岩魚に似た雲。





そうだ。





矢口高雄先生が先月逝去されたのだ。

釣りキチ三平に出会えていなかったら、ここまでのキャンプ狂にはなっていなかったと思わせる師。

ご冥福をお祈りし、また改めて感謝したい。























焚き火の炎は延々と燃え盛っている。

一つとして同じ炎の形は無い。

人生流転。

自分の新しい形をどう作っていくか。

期待しかない。








































目覚めてすぐ、マッチでアルパカに火を入れた。

5時現在、マイナス1℃。

幕外へ出てみると、全てのモノが凍っていた。

クルマ、ポール、火バサミ…

パラコードは結んだ形のまま持ち上げられそうだ。




























昨晩に悪友からステキな差し入れをいただいたお陰で、朝メシに回った激辛坦々麺。

これはこれで正解かもしれない。

胃から温めていく。




















陽が山並みから登ると一気に全てのモノが融け始める。

冬キャンプでは特に太陽の有り難みを知る。

高火力アルストで湯を沸かし、珈琲を淹れIG氏といただく。

麦チョコのお返しをいただいてしまった。

ありがとうございます。






























今、浮気しているキャメルシガーを灰にしたら、俗世へ戻ろう。






































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