2018年11月11日
【命を測る民と根付いた民】
朝の5時から駐車場の方で物音が聞こえてきた。

昨日の半分くらいではあるが、クライマー達が装備の点検をし始めた。
金属片が相互に当たる音が、彼らの緊張感を高めていく。
ここ廻り目平はクライマーが主なのである。
そんな場所に迷い込んだキャンパーは大人しく起きればいい。
彼らは崖へ、こちらは次の目的地、そしてこの旅最後の宿営地、富士に向かう。
急峻な岩肌を露わにした周囲の岩山とは対照的に、
畑に残した葉物野菜の後始末に追われる麓の民。

道中、どうしても甘さが欲しくなり、生乳ソフトクリームなるモノを食してみる。
コーンの先まで中身の詰まったソフトクリームは、中年には荷が重過ぎた様である。
満足感とは言い難い、重い胃を引きずりながら須玉ICへ舵を切る。

やはり存在感は別モノ。
70歳台くらいの老紳士が、三脚片手にベストアングルを探す。
手には二桁台のコードネームが付いたフルサイズセンサーの一眼が誇らしげに。
こんな趣味もいい。
一つ上の年代の先輩方が趣味に没頭する姿は何とも清々しい。
キャンプ場とは思えない立派な管理棟。
受付の女性の声が枯れている。
何でも趣味でやっている自身がボーカルの初ライブをこなした後だそうだ。




幾分声は落とし気味にしているようだが、会話の趣から興奮は隠せない。
昨日の半分くらいではあるが、クライマー達が装備の点検をし始めた。
金属片が相互に当たる音が、彼らの緊張感を高めていく。
ここ廻り目平はクライマーが主なのである。
そんな場所に迷い込んだキャンパーは大人しく起きればいい。
肩に力が入った格好で崖を目指して歩む登攀者達は、金峰山荘を過ぎた辺りから無口になっていく。
彼らは崖へ、こちらは次の目的地、そしてこの旅最後の宿営地、富士に向かう。
急峻な岩肌を露わにした周囲の岩山とは対照的に、
畑に残した葉物野菜の後始末に追われる麓の民。
崖にへばりついて我の力量を測る他所からの民。地元で毎年変わらぬ季節に即した生活を送る民。
道中、どうしても甘さが欲しくなり、生乳ソフトクリームなるモノを食してみる。
コーンの先まで中身の詰まったソフトクリームは、中年には荷が重過ぎた様である。
満足感とは言い難い、重い胃を引きずりながら須玉ICへ舵を切る。
高速を降りて峠道を過ぎた辺りで、富士とご対面。威風堂々。
やはり存在感は別モノ。
70歳台くらいの老紳士が、三脚片手にベストアングルを探す。
手には二桁台のコードネームが付いたフルサイズセンサーの一眼が誇らしげに。
こんな趣味もいい。
一つ上の年代の先輩方が趣味に没頭する姿は何とも清々しい。
キャンプ場とは思えない立派な管理棟。
受付の女性の声が枯れている。
何でも趣味でやっている自身がボーカルの初ライブをこなした後だそうだ。
静かにお過ごしになられるのであれば、こちらのサイトが…。
嬉しいアドバイスを背中に、森の中を歩く。
さてと、夜も更けてきたので、最後の夜を始めようか。
Posted by 一輪駆動 at 13:33│Comments(0)
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