ここのところ頭の中は、コロナ禍の行く末とワンポールテント選びばかりになっていた。
前回、様々なおススメやアドバイス、実際に使用されている方のレポをいただき感謝申し上げる。
ありがとうございました。
妄想原野の中では、色々な幕の姿が錯綜し、それぞれの幕前に手持ちのギアを並べた姿を何回も想像していた。
それを晴れ、雨、雪、風と季節毎の天候の元、どんなキャンプになりそうかの絵を描いてみた。
何故か両手は胸の前で忙しげに動いている。
イメージする時って、自然と両手が動く。
この様な時、どちらかと言うと一番ハードな環境の中ででも、最大限の楽しみを享受でき得るかを考えてしまうクセがある。
今回は特にだ。
なにせ出かけられないから妄想時間はタンマリある。
風が強く吹く…
幕体は大丈夫か。
ワンポールは風に対してどうなのか。
ガイロープの本数は。
入口はどちらに向けたら良いのか。
突然の雨…
幕前に配置したギアはどこへ引っ越すのか。
夏だと締め切るのは難しく、その時入口をオープンにしていたら、どこまで雨は降り込むのか。
水溜りが出来るくらいの大雨だと、幕裾から水はどこまで侵入してくるのか。
雨が降っていても、それほど風が強くなければ焚き火もしたい。
こうして最悪をイメージしておくと、実際に遭遇した時に平静な気持ちでいられるのだ。
それほどハードな環境でない時の事も考えておく。
設営、撤収の簡便さは?
たたむ順番なんてあるのかな。
そもそもギア類は幕外か、幕中か?
雨の心配が無ければ断然外だろう。
でも夏場だったら、影は欲しい。
真冬であったなら、ギアは中、ヒトは外かな。
アルパカを横に置いて、ギアもヒトも外でもいいかもしれない。
なんたってハンモック寝やタープ寝の時は、ずっとそうだったから。
買う前から、こんな事を考えないか、普通は。
しかし妄想族総長は、幕をどれにするか決めるまでの時間も存分にシュミレーションで楽しんでおきたい。
ピンポーン♪
配達員さん、本日もありがとうございます。
冷えた缶コーヒーを手渡し、この状況下での業務を労う。
5月で29度の中だ。
いつも丁寧な態度の彼は、応援したくなる。
何故なら同じ様なお心遣いを自分も受けてきたからだ。
感謝しながらサンドバッグを受け取った。
こちらの手に渡ると随分と重たい。
TC幕だからこんなものか。
カッターの刃を段ボール箱に薄く差し込みテープを切った。
オルファは切れる。
中からはミドリのサンドバッグの様な収納袋が顔を覗かせた。
テンマクデザイン
サーカスTC DX ダックグリーン
あまりに嬉しくて近所の公園に持ち出した。
やはり決め手は「庇」の有る無しだった。
陽射しを遮る…
雨での出入り…
雨の中での焚き火…
そして色味…
開封したら、最初に目が止まったのが、白に青い点のあるガイライン。
うーん…、白か…、変えよ!
棚からパラコードを引っ張り出してきた。
グリーンの幕体にタンカラーなら合うのでは。
結び目をほどき、リングや自在を全部外す。
長短の2種に合わせパラコードを切っていく。
ベランダでコードの末端をジッポで炙り、丸めておく。
毎回、6箇所を自在結びをするのは骨が折れるな。
いっか、この幕は自在をそのまま使おう。
これだけはラクチン幕。
タンカラーのパラコードに赤の自在もなかなかいいのでは。
そう言えば、自在を使うのは初めてかもしれない。
そもそもファミキャンの時は、風が強い時は子どもがいるからキャンプを避けてたし。
ソロデビューのDoDライダーズバイクインテントでは、幕体も小さいし中のギアの重みでガイラインは要らないと思っていた。
そこからはずっとタープ寝。
こねくり回して自在結びと舫結びでサイトを作っていた。
あっ、トンネルテントの時に自在を使ったな。
こんな便利なモノなんだとその時思ったんだった。
リングと自在を通して完成。
どうしてベッドとベッドの隙間に潜り込むかな、キミは⁉︎
そんな硬いフローリングの床に寝そべって。
さてと果たしてこの幕がデビュー出来る日はいつ⁉︎
大阪、京都、兵庫は非常事態宣言、解除か…